この記なんの記

とある田舎学生の話です。

だから研究って大変なんだよって話

こんにちは、サラダです。

私は、某大学大学院にて研究をしているものなんですが、「研究を身近に感じることって案外ないのでは?」と思ってこれを書いています。

 

さて、これを書くきっかけとなったのが、同大の教授の講義で「この研究って意味あるの?」というセリフです。この話のオチは「意味なんかなくてもいいじゃ~ん」だったのですが、これ一般に理解されるのかなーって思いまして……

 

例えばこういう会話があったとしましょう

A「私、研究してました!」

B「どんな研究?」

A「アブラムシの足に生えてる毛を数える研究です!」

……

…………

ここで、結構な割合でBはこう言うと思うんです

「それって何に使えるの?」と、

百歩譲って言わなかったとしても、皆さん心の中では思うのではないでしょうか。

ちなみに私は思います。

 

ここで私は「なんてつまらない人になってしまったんだ」と思ったわけです。

「役に立つか」とか「使える」がないと研究ってしちゃいけないのか!?!?!?

 

そんなことはありません。というかそもそも、研究はすべからく役に立つものなんです。アブラムシの足に生えている毛の本数だって、研究者がアブラムシを判別するのに役立つのです。

 

でも、そんなことを言っていると「もっと人々の役に立つ研究をしろ!」なーんていう人がいるんですよね。困ったものです……。

大人になった我々は、『役に立つ=利益になる=金』という方程式を無意識に考えてしまうのだと私は思っています。そして私自身も例外ではありません。

では、子供ならどうでしょう。「〇〇は××があるから〇〇って言うんだぜ!」とか「これは△△がないから◇◇ではないな」なんて言ってる子ども博士、見たことないですか?自分がそうだったなんて人も多いのではないでしょうか。

 

これは虫や動物に限った話ではなく、植物や乗り物、アクセサリーの作り方、折り紙の折り方など、様々なものが該当します。では、このように元気な子供たちが楽しく過ごせる知識を提供するものは何か、それが研究なのです。

 

研究は「何か新しい物事を発見し、それを後代に伝えること」だと私は思っています。それを言い換えるならば「子供たちが楽しく過ごせる」というわけです。

とはいえ、こんな屁理屈じみたものに頼り切ってしまうのもよくありません。研究者やその卵は、「これが皆の役に立つ結果になればいいな」と思って日々研究に励んでいるのです、きっと。

 

それでは、また。

最近読んだ本の話

サラダです。

 

私は昔からいわゆる「本の虫」でして、とにかく本を読むのが好きなんです。

(短編)小説、ミステリーなんかが特に好きですが、違うからと言って読まないわけでもなく、マンガ、エッセイ、ホラーに恋愛小説と、気に入った本は普通に読みます。

 

そんな私が読んでいる、最近のおすすめは川瀬七緒 著の法医昆虫学捜査官シリーズです。

川瀬七緒「法医昆虫学捜査官」シリーズ|BOOK倶楽部特設サイト|講談社BOOK倶楽部

虫とか嫌いな人は「見たくもない!!!」と言ったところでしょうが、自然科学が好きな人にはお勧めです!(あらすじは調べてもらえれば)

 

この本は本当に虫の生態にあふれていて、そのうえ知識にもなる、しかもミステリーという欲張りセットです。虫が嫌いな人も、"どうすれば虫が寄ってこないのか、それはなぜか"みたいなことが書いてあるときもあるので、もしかしたら役に立つかもしれませんよ(便利本ではない)。

 

 

短いですが、最初なのでこれくらいで。それでは。